嫡庶(読み)チャクショ

精選版 日本国語大辞典 「嫡庶」の意味・読み・例文・類語

ちゃく‐しょ【嫡庶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 嫡出と庶出。正妻からの出生と、正妻以外の女性からの出生。また、その子。正妻の子と妾(めかけ)の子。ちゃくそ。てきしょ。
    1. [初出の実例]「恵帝の弱なるによって天下をも不失は漢家の嫡庶を正しくしたによった事なり」(出典史記抄(1477)七)
    2. [その他の文献]〔列子‐力命〕
  3. 転じて、子孫祖先の血を引く者。
    1. [初出の実例]「藤氏の嫡庶として、万天下のことわさを取り行はせ給しかば」(出典:類従本撰集抄(1250頃)六)

ちゃく‐そ【嫡庶】

  1. 〘 名詞 〙ちゃくしょ(嫡庶)
    1. [初出の実例]「抑祚をつぎ位をうる事、かならずしもちゃくそによるべからずといへども」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む