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孔子改制考 こうしかいせいこう Kong-zi gai-zhi-kao

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

孔子改制考
こうしかいせいこう
Kong-zi gai-zhi-kao

中国,清末の公羊学者康有為の代表的著書。 21巻。光緒 23 (1897) 年刊。同 17年に『新学偽経考』を著わして今文学の立場を明示した康有為は,本書において孔子を儒教の創始者であり素王であって単なる周公の政の祖述者ではないと説き,さらに堯,舜,文王など3代の盛世は孔子がいにしえに託してみずからの理想とする改革を描いたものであり,孔子は改革者であると主張した。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうしかいせいこう【孔子改制考 Kŏng zǐ gǎi zhì kǎo】

中国,清末の学者康有為の書。21巻。1898年(光緒24)刊。康有為は,孔子を六経の删述(さんじゆつ)者だとする伝統的な経書観を否定し,六経はみな孔子の制作であり,孔子はその時代を改革するために己の政治的理想にもとづき,古人のことばに託して六経を作り,その教えを広めたのだと主張した。彼の目的は,孔子を教主とする宗教としての儒教を蘇生させることにあったが,彼の古代史に対する懐疑的方法は,民国時代の疑古派の先駆となった。

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世界大百科事典内の孔子改制考の言及

【今文学】より

… 最後に清代今文学を集大成したのは,康有為である。彼はまず劉逢禄や廖平(りようへい)(1852‐1932)の説を継承発展させて《新学偽経考》を著し,古文経書はすべて劉歆の偽作であり,孔子の〈微言大義〉は今文経にこそ記されていると論じ,ついで《孔子改制考》で,孔子を孔子教の開祖だとし,さらに《大同書》では,《礼記(らいき)》礼運篇の大同小康説と何休の張三世説とを結びつけた大同世界(ユートピア)への三段階歴史発展説を説いた。彼は,この説にもとづいて,立憲君主政体をめざす変法運動を進めて失敗に終わったが,彼の学問的成果の方は,現代でもなお意義を失っていない。…

【歴史】より

…崔述(1740‐1816)の《考信録》は儒家の一部の経典に依拠して他の経書および諸子百家に史料批判を加えた。清末の政治改革家康有為は,崔述に一歩を進めて,儒家経典に記載する黄帝・尭舜・夏殷周三代の歴史は事実そのものでなく,孔子がその理想世界を述べるためのフィクションであったと主張した(《孔子改制考》)。元来中国人の歴史観は,《礼記》の大同思想にうかがわれるように,一種の下降史観であった。…

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