経済協力開発機構(OECD: Organization for Economic Cooperation and Development)による,義務教育の終了段階にある15歳の生徒を対象として実施される国際的な学習到達度に関する調査のことで,英語表記の頭文字からPISA調査と呼ばれる.2000年より3年ごとに実施されており,主要な調査対象は読解力,数学的リテラシー,科学的リテラシーの3分野である.2015年調査からコンピュータ使用型調査に移行した.2018年調査は読解力を中心分野としたが,比較可能な2009年調査に比べ日本は平均得点・順位を下げ,情報を探し出す能力,および評価・熟考する能力に課題が指摘されている.