日本歴史地名大系 「安倍郡衙跡推定地」の解説 安倍郡衙跡推定地あべぐんがあとすいていち 静岡県：静岡市旧安倍郡地区川合村安倍郡衙跡推定地[現在地名]静岡市川合 宮下・八反田、川合新田 内荒・外荒・惣境川合（かわい）の宮下（みやした）遺跡・八反田（はつたんだ）遺跡、川合新田（かわいしんでん）の内荒（うちあれ）遺跡からなる古代安倍郡の郡衙跡推定地。静岡平野北部を流れる巴（ともえ）川は流路が短く、河床勾配がきわめて緩やかで、かつての水源の一つ浅畑（あさばた）沼は標高約七メートルしかなく、流域は古くから低湿地帯となっていた。この巴川の中流域で北から急勾配の長尾（ながお）川が合流して小扇状地を形成しており、前記三遺跡は巴川と長尾川の間に位置する。内荒遺跡は扇状地西端、宮下遺跡は扇央部、八反田遺跡は北側の丘陵裾部に立地し、一連の大複合遺跡である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
