デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安宇植」の解説 安宇植 アン-ウシク 1932-2010 昭和後期-平成時代の文芸評論家。昭和7年12月18日東京生まれ。朝鮮大学校教師,新潟産業大教授をへて,平成11年桜美林大教授。朝鮮文学の紹介につとめ,昭和57年尹興吉(ユン-フンギル)「母(エミ)」で日本翻訳文化賞。「李陸史詩集」,韓竜雲「ニムの沈黙」などの翻訳もある。平成22年12月22日死去。78歳。早大中退。著作に「金史良(キム-サリャン)―その抵抗の生涯」「天皇制と朝鮮人」など。 安宇植 あん-うしょく ⇒アン-ウシク 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「安宇植」の意味・わかりやすい解説 安宇植【あんうしょく】 文学者,批評家,翻訳家。東京都出身。在日朝鮮人として生まれる。早稲田大学中退。朝鮮大学校教諭,新潟産業大教授,桜美林大学教授。生涯を通じて朝鮮半島の文学,評論の日本語訳に献身,数々のすぐれた訳業を残した。主な著作に《金史良 その抵抗の生涯》(岩波新書)。1982年,《母 エミ》(尹興吉)の翻訳で,日本翻訳文化賞受賞。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報