安川 加寿子(読み)ヤスカワ カズコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「安川 加寿子」の解説

安川 加寿子
ヤスカワ カズコ


職業
ピアニスト

肩書
東京芸術大学名誉教授,桐朋学園大学名誉客員教授 日本芸術院会員〔昭和51年〕

旧名・旧姓
草間

生年月日
大正11年 2月24日

出生地
兵庫県

学歴
パリ音楽院〔昭和12年〕卒

経歴
1歳2ヶ月で外交官だった父の仕事の都合でパリに移る。パリ音楽院予備科・本科でラザール・レヴィに習い、昭和12年パリ国際婦人ピアノ・コンクールに第1位入賞。14年帰国し、15年国内デビュー。新鮮な感覚と洗練されたマナーは広く関心をあつめ、ドイツ音楽一辺倒だった日本の音楽界にフランス音楽を浸透させた。戦後は、26年から平成元年まで東京芸術大学教授を務め、多く門下生を輩出させた。昭和58年指を痛め休演、その後は後進指導にあたった。平成6年文化功労者。著書に「私のピアノ演奏を語る」など。

所属団体
日本演奏連盟(理事長),日本ショパン協会(会長),日本ピアノ教育連盟(会長),日本フォーレ協会(会長)

受賞
日本芸術院賞〔昭和49年〕,文化功労者〔平成6年〕 フランス学術文化勲章,フランス文芸勲章,レジオン・ド・ヌール勲章〔昭和42年〕,勲二等瑞宝章〔平成5年〕 芸術祭賞〔昭和22年〕,毎日音楽賞〔昭和26年〕,NHK放送文化賞〔昭和46年〕,毎日芸術賞(第13回 昭46年度)〔昭和47年〕,ポーランド国家功労金賞〔昭和59年〕,有馬賞(第6回)〔昭和61年〕 パリ国際婦人ピアノコンクール第1位〔昭和12年〕

没年月日
平成8年 7月12日 (1996年)

家族
父=草間 志亨(外交官),夫=安川 定男(国文学者)

親族
義父=安川 第五郎(安川電機創立者),義兄=安川 荘(元駐米大使),安川 敬二(元安川電機社長)

伝記
翼のはえた指―評伝安川加壽子 青柳 いづみこ 著(発行元 白水社 ’08発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「安川 加寿子」の解説

安川 加寿子
ヤスカワ カズコ

昭和・平成期のピアニスト 東京芸術大学名誉教授;桐朋学園大学名誉客員教授。



生年
大正11(1922)年2月24日

没年
平成8(1996)年7月12日

出生地
兵庫県

旧姓(旧名)
草間

学歴〔年〕
パリ音楽院〔昭和12年〕卒

主な受賞名〔年〕
パリ国際婦人ピアノコンクール第1位〔昭和12年〕,芸術祭賞〔昭和22年〕,毎日音楽賞〔昭和26年〕,フランス学術文化勲章,フランス文芸勲章,レジオン・ド・ヌール勲章〔昭和42年〕,NHK放送文化賞〔昭和46年〕,毎日芸術賞(第13回 昭46年度)〔昭和47年〕,日本芸術院賞〔昭和49年〕,ポーランド国家功労金賞〔昭和59年〕,有馬賞(第6回)〔昭和61年〕,勲二等瑞宝章〔平成5年〕,文化功労者〔平成6年〕

経歴
1歳2カ月で外交官だった父の仕事の都合でパリに移る。パリ音楽院予備科・本科でラザール・レヴィに習い、昭和12年パリ国際婦人ピアノ・コンクールに第1位入賞。14年帰国し、15年国内デビュー。新鮮な感覚と洗練されたマナーは広く関心をあつめ、ドイツ音楽一辺倒だった日本の音楽界にフランス音楽を浸透させた。戦後は、26年から平成元年まで東京芸術大学教授を務め、多くの門下生を輩出させた。昭和58年指を痛め休演、その後は後進の指導にあたった。平成6年文化功労者。著書に「私のピアノ演奏を語る」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「安川 加寿子」の解説

安川 加寿子 (やすかわ かずこ)

生年月日:1922年2月24日
昭和時代;平成時代のピアニスト。東京芸術大学教授
1996年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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