安養(読み)アンニョウ

精選版 日本国語大辞典 「安養」の意味・読み・例文・類語

あん‐よう‥ヤウ【安養】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 心を安らかにして身を養うこと。あんにょう。
    1. [初出の実例]「安養知足の往生を説く」(出典:雑談集(1305)七)
  3. ( [梵語] sukhāvatī の訳語 ) =あんようこく(安養国)
    1. [初出の実例]「恵命(えみょう)を祈ひ、心に安養の期を尅(のぞ)み」(出典日本霊異記(810‐824)中)
    2. [その他の文献]〔無量寿経‐下〕

あん‐にょう‥ヤウ【安養】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あんよう」の連声 ) =あんよう(安養)
    1. [初出の実例]「蒔き銭の隅々までもあまてらす〈亀成〉 急き候へ急き候へあんにょうの許〈米仲〉」(出典:俳諧・江戸新八百韻(1756))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「安養」の意味・わかりやすい解説

安養【あんよう】

韓国,京畿道中部,ソウル市冠岳区の南側にある都市農民が市人口の28%(1960)を占めていたが,1980年には2.5%に減少,現在はソウル市の一区に匹敵する第2・3次産業中心の都市に変わった。大企業から中小企業まで製造業が数多く立地し,京仁工業地帯の有力な一角をなす。ソウルのベッドタウンでもある。60万2122人(2010)。
→関連項目京畿道ソウル

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