定省(読み)テイセイ

デジタル大辞泉 「定省」の意味・読み・例文・類語

てい‐せい【定省】

昏定晨省こんていしんせい」の略。
「余り本宅に隔り朝夕の―も不自由なれば」〈鉄腸花間鶯

てい‐しょう〔‐シヤウ〕【定省】

ていせい(定省)

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精選版 日本国語大辞典 「定省」の意味・読み・例文・類語

てい‐せい【定省】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「礼記‐曲礼上」の「凡為人子之礼、冬温而夏清、昏定而晨省」の「昏定晨省」を略した語 ) 子が親に対して、夜はその寝具をととのえ、朝はその安否をたずねること。親に孝養を尽くすこと。
    1. [初出の実例]「謂。定省者。孝子事親。定晨省是」(出典令義解(833)仮寧)
    2. 「余り本宅に隔り朝夕の定省(テイセイ)も不自由なれば」(出典:花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下)
    3. [その他の文献]〔夏侯湛‐東方朔画賛序〕

てい‐しょう‥シャウ【定省】

  1. 〘 名詞 〙ていせい(定省)

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普及版 字通 「定省」の読み・字形・画数・意味

【定省】ていせい

親につかえる。〔礼記、曲礼上〕そ人の子爲(た)るの禮、かくし夏は(すず)しくし、昏(くれ)(夕)に定め、晨(あした)に省みる。

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