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じょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


じょう

仏教用語。高度の精神集中のこと。ある対象に精神を集中して乱れない状態。その境地の深化の程度に応じて多くの種類,名称がある。

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デジタル大辞泉の解説

じょう〔ヂヤウ〕【定】

[名]
それと決まっていること。また、いつもそうすること。
「『ろおれんぞ』のいる方へ眼づかいをするが―であった」〈芥川・奉教人の死〉
確かなこと。真実。
「嚊(かか)も嘗められたというが―かや」〈逍遥役の行者
(修飾する語を受けて)その通りであること。「案の
仏語。精神を集中して心を乱さないこと。三昧(さんまい)。禅定。
弓の弦の中心を麻で巻いて太くし矢筈(やはず)をかけるところ。さぐり。
(限度・範囲の意から転じて、接続助詞的に用いて)…であるものの。…とはいうものの。
「小兵といふ―十二束三伏(みつぶせ)弓は強し」〈平家・一一〉
[副]必ず。きっと。
「―、千年万年の齢(よはひ)をたもち」〈虎寛狂・松脂〉

じょう【定】[漢字項目]

てい

てい【定】[漢字項目]

[音]テイ(漢) ジョウ(ヂャウ)(呉) [訓]さだめる さだまる さだか
学習漢字]3年
〈テイ〉
物事を決めて変えない。さだめる。さだまる。「定員定価定期定義定刻定説仮定確定協定決定暫定指定推定制定選定測定断定判定否定評定法定未定予定
一所に落ち着いて動かない。「定住定着安定一定固定鎮定不定平定
決まり。さだめ。「規定
〈ジョウ〉
さだめる。さだまる。「定石定命(じょうみょう)定紋勘定評定老少不定
きっと。さだめて。「必定会者定離(えしゃじょうり)
仏教で、精神を一つに集中させること。「禅定入定
[名のり]さだ・さだむ・さだめ・つら・また・やす

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

さだん【定】

暦注の十二直の一。建築・結婚などに吉、訴訟・旅行などに凶という日。

じょう【定】

( 名 )
決めたこと。約束。 「二月ならば末代欠き申すまじき由、-申ししあひだ/申楽談儀」
そうなるに決まっていること。必然のこと。必定。 「案の-」 「二とせあまりにすつきりとないが-なり/浮世草子・置土産 2
本当のこと。真実。 「いやいや、確か無いと聞いたが、有るが-か/狂言記・佐渡狐」
弓の弦の中央の矢はずをかける所。麻を巻き少し太くしてある。探さぐり。 「張り候ひて、そとす引をして、-にて弦音一度、-より上にて一度/今川大双紙」
〘仏〙 〔 samādhi〕 意識を一定の対象に集中させることで体験される宗教的精神状態。宗教的な瞑想状態の一種。三昧さんまい。 ↔
(形式名詞)
ありさま。ようす。状態。 「うるはしく装束きて、冠・老懸などあるべき-にしければ/宇治拾遺 15
程度。範囲。 「大矢と申す-のものの、十五束に劣つて引くは候はず/平家 5
(接続助詞的に用いて)…といっても。…とはいうものの。 「大名一人と申すは、勢の少ない-、五百騎に劣るは候はず/平家 5
( 副 )
確かに。きっと。 「やい、-言ふか。も一禱いのりぞ禱つたり/狂言記・柿山伏」
[句項目]

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


じょう

心を一つの対象に集中し散乱させない精神作用、およびその状態をいう。原語はサマーディsamdhiで、三昧(さんまい)、三摩地(まじ)、三摩提(まだい)と音写される。定はその意訳語である。定は、仏教の実践大綱である戒(かい)、定、慧(え)の三学にもあり、また釈尊(しゃくそん)の八正道(はっしょうどう)の一つに正定(しょうじょう)がある。一般に禅定(ぜんじょう)という場合には種々の精神統一を総称する語として用いられるが、本来は禅(静慮(じょうりょ))と定(三昧)の2語の合成語である。大乗仏教では悟りを得るための実践方法や極楽(ごくらく)浄土へ往生(おうじょう)するための行として定が説かれた。[田上太秀]

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世界大百科事典内のの言及

【三昧】より

…サンスクリットのサマーディsamādhiの音訳で,三摩地(さんまじ),三摩提(さんまだい)とも音訳される。意訳は等持(とうじ)あるいは定(じよう)。禅定を修する際,ある一つの対象に対して,まっすぐ平等に働き(等持),他の対象に気が移ったり乱れたりしないこころの状態(定)をいう。…

【仏教】より

…現在,(1)スリランカ,タイなどの東南アジア諸国,(2)中国,朝鮮,日本などの東アジア諸国,(3)チベット,モンゴルなどの内陸アジア諸地域,などを中心に約5億人の教徒を有するほか,アメリカやヨーロッパにも教徒や思想的共鳴者を得つつある。(1)は前3世紀に伝道されたスリランカを中心に広まった南伝仏教(南方仏教)で,パーリ語仏典を用いる上座部仏教,(2)はインド北西部から西域(中央アジア)を経て広まった北伝仏教で,漢訳仏典を基本とする大乗仏教,(3)は後期にネパールなどを経て伝わった大乗仏教で,チベット語訳の仏典を用いるなど,これらの諸地域の仏教は,歴史と伝統を異にし,教義や教団の形態もさまざまであるが,いずれもみな,教祖釈迦をブッダ(仏)として崇拝し,その教え(法)を聞き,禅定(ぜんじよう)などの実践修行によって悟りを得,解脱(げだつ)することを目標とする点では一致している。なお,発祥の地インドでは13世紀に教団が破壊され,ネパールなどの周辺地域を除いて消滅したが,現代に入って新仏教徒と呼ばれる宗教社会運動が起こって復活した。…

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