宝珠(読み)ホウジュ

精選版 日本国語大辞典 「宝珠」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じゅ【宝珠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほうしゅ」とも )
  2. ① 宝とすべき珠。たからの珠。
    1. [初出の実例]「我久貧苦、未レ見三宝珠之在二衣中一」(出典:懐風藻(751)釈道融伝)
    2. [その他の文献]〔列子‐黄帝〕
  3. ② ( [梵語] maṇi 摩尼の訳 ) 仏語。玉(珠)の総称。→摩尼(まに)。
  4. ③ =にょいほうじゅ(如意宝珠)①
    1. [初出の実例]「誦二一乗経一。全護二宝珠於頂上一。受二五部法一」(出典:本朝文粋(1060頃)一四・円融院四十九日御願文〈菅原輔正〉)
  5. ④ 仏語。五重塔などの九輪の上にのせる頂上の飾り。宝瓶の変形という。
  6. ⑤ 紋所の名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宝珠の言及

【相輪】より

…下から方台状の露盤(ろばん),倒椀形の伏(覆)鉢(ふくばち),ついで請(受)花(うけばな)と重ね,柱となる刹管(さつかん)を立てて宝輪を九つとりつける(九輪)。さらに上に,透彫の水煙(すいえん)4枚を放射状に配し,その上に竜車(りゆうしや),最上端部に宝珠(ほうしゆ)をおく。日本の相輪の全長は,塔総高の3分の1から4分の1を占める長大なものが多い。…

【擬宝珠】より

…主として橋や縁(えん)の高欄(こうらん),親柱上端などにかぶせてある覆いで,〈ぎぼうしゅ〉ともいう。上部は宝珠(ほうじゆ)形につくり,装飾と柱木口の傷みを防ぐ機能を兼ねたものである。屋根の頂上や刹柱先端のものは〈宝珠〉で,高欄のものを〈擬宝珠〉という。…

※「宝珠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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