実桜(読み)ミザクラ

デジタル大辞泉 「実桜」の意味・読み・例文・類語

み‐ざくら【実桜】

桜の実。さくらんぼう。 夏》「―や立ちよる僧もなかりけり/蕪村
実をとるために栽培される桜。セイヨウミザクラなど。また、オウトウ別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「実桜」の意味・読み・例文・類語

み‐ざくら【実桜】

〘名〙
バラ科の落葉高木。中国原産で、果樹としてはこの近縁のセイヨウミザクラが主に栽培されている。高さ三~八メートル。葉は倒卵状楕円形で縁に二重の鋸歯(きょし)があり、長さ七~一六センチメートル。春、葉に先だって淡紅色の五弁花が四~五個ずつ集まって咲く。果実食用にされ広卵形で径約一センチメートル。しなみざくら。からみざくら。〔日本植物名彙(1884)〕
② 果実を結んだころの桜。また、桜の実。さくらんぼ。《季・夏》
※俳諧・猿舞師(1698)夏「実桜や血目のかゆみの繁き時〈種文〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「実桜」の解説

実桜 (ミザクラ)

植物。バラ科の落葉低木。シナミザクラ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android