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実物教授 じつぶつきょうじゅobject lesson

翻訳|object lesson

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

実物教授
じつぶつきょうじゅ
object lesson

書物により言葉や文字を媒介として観念的に物事を教授し学習させるのに対し,具体的な事物,実際の事物を直接観察させたり触れさせたりして教授し学習させる教育方法。直観教授とも呼ばれる。 J.コメニウスや J.ペスタロッチによって提唱され,19世紀なかばに,オスウィーゴ師範学校長 E.A.シェルドンによりアメリカに紹介され,同校の教育を通じて全土に普及した。日本では,1872年に創設された師範学校において,アメリカ人教師 M.M.スコットが「授業の範則」として N.A.カルキンの『初等実物教授新編』 New Primary Object Lesson (1871) を用いて指導したのが導入の最初で,当初は庶物指教の呼び名で普及した。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典内の実物教授の言及

【庶物指教】より

…実物教授,実物科ともいわれ,object teaching,object lessons,lessons on objectsの訳語。さまざまな事物(庶物,objects)や現象を子どもに観察,体験させ,子どもの直接的感覚を媒介にして,教員との問答を通じて,それらの事物や現象に関する名称,形状,特質,機能,用法などを子どもたちに教授する方法。…

※「実物教授」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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