宮井廃寺(読み)みやいはいじ

日本歴史地名大系 「宮井廃寺」の解説

宮井廃寺
みやいはいじ

[現在地名]蒲生町宮井 野瀬

宮井集落の南方標高約一一七メートルのところに位置し、寺跡には現在天神社が建つ。同社境内地は周辺水田面より一段高く壇状をなし、南西方三〇メートルには塔基壇とみられる土壇があって礎石が一部露出していた。また境内地を含む一・五町ないし二町の地区は、蒲生がもう郡統一条里とは地割の方向を異にし、ほぼ南北方向の地割が遺存しているため当寺の存在は古くから知られていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android