宮本忠雄(読み)ミヤモト タダオ

20世紀日本人名事典 「宮本忠雄」の解説

宮本 忠雄
ミヤモト タダオ

昭和・平成期の精神医学者 自治医科大学名誉教授。



生年
昭和5(1930)年3月11日

没年
平成11(1999)年1月28日

出生地
埼玉県草加市

学歴〔年〕
東京医科歯科大学医学部医学科〔昭和29年〕卒,東京医科歯科大学大学院医学研究科精神医学専攻〔昭和34年〕博士課程修了

学位〔年〕
医学博士〔昭和34年〕

主な受賞名〔年〕
日本芸術療法学会賞(第2回)〔昭和61年〕

経歴
昭和34年東京医科歯科大学医学部助手、39年講師、42年助教授。43年西ドイツ・ハイデルベルク大学医学部へ留学、44年帰国。48年自治医科大学教授、平成7年定年退職。この間、日本病跡学会理事長を務め、6年名誉会長。芸術家作品精神病理の関係を解き明かす病跡学の日本での第一人者だった。著書に「人間的異常の考察」「現代の異常と正常」「言語妄想」「日本的異常の考察」「妄想研究とその周辺」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮本忠雄」の解説

宮本忠雄 みやもと-ただお

1930-1999 昭和後期-平成時代の精神医学者。
昭和5年3月11日生まれ。母校東京医歯大の助教授をへて昭和48年自治医大教授。現代社会と精神病理との関係を追究し,うつ病になりやすい性格分析。また芸術家などの作品を精神医学的に解明する病跡学の研究で知られる。平成11年1月28日死去。68歳。埼玉県出身。著作に「現代の異常と正常」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「宮本忠雄」の解説

宮本 忠雄 (みやもと ただお)

生年月日:1930年3月11日
昭和時代;平成時代の精神医学者
1999年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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