家産制度(読み)かさんせいど

精選版 日本国語大辞典 「家産制度」の意味・読み・例文・類語

かさん‐せいど【家産制度】

〘名〙 自作農保護目的により、家族生活基盤である住居および一定農地などの不動産を主とする財産について、売買禁止債権者追訴の禁止などの制限を加える制度。一八三九年、アメリカ合衆国テキサス州が初めて採用した。

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デジタル大辞泉 「家産制度」の意味・読み・例文・類語

かさん‐せいど【家産制度】

homestead》家族共同体の生活の保障、特に農民の保護のために、農地などの不動産一種の特別財産として、債権者強制執行を禁止した制度。19世紀半ばからアメリカスイス・フランス・ドイツなどで行われた。

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