家産制度(読み)カサンセイド

デジタル大辞泉 「家産制度」の意味・読み・例文・類語

かさん‐せいど【家産制度】

homestead家族共同体の生活保障、特に農民保護のために、農地などの不動産一種の特別財産として、債権者強制執行禁止した制度。19世紀半ばからアメリカスイス・フランス・ドイツなどで行われた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「家産制度」の意味・読み・例文・類語

かさん‐せいど【家産制度】

  1. 〘 名詞 〙 自作農保護の目的により、家族の生活基盤である住居および一定の農地などの不動産を主とする財産について、売買の禁止、債権者の追訴の禁止などの制限を加える制度。一八三九年、アメリカ合衆国テキサス州が初めて採用した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android