精選版 日本国語大辞典 「追訴」の意味・読み・例文・類語 つい‐そ【追訴】 〘 名詞 〙① 中世の裁判で、所定の訴陳状を上申したのち、訴えを追加すること。また、その状。[初出の実例]「追加申状とは三問三答之外、追訴状也」(出典:沙汰未練書(14C初))② 江戸時代、訴状に記されていない新しい事柄を追加して訴えること。また、その訴え。この訴えは原則として受理されなかったが、もとの訴訟を解決する手掛りとなる訴えである場合などには、例外的に受理された。[初出の実例]「公事出入に付追訴差出候節取計方之事」(出典:徳川禁令考‐後集・第一・巻八・文化六巳年(1809)七月)③ =おっそ(越訴)③[初出の実例]「無二差所レ拠一致二追訴一者、召二出文書正文一、可レ被レ加二裏書一」(出典:石清水文書‐弘安八年(1285)一一月一三日・後宇多天皇宣旨) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例