(読み)え

精選版 日本国語大辞典 「榎」の意味・読み・例文・類語

え【榎】

〘名〙 =えのき(榎)
※十巻本和名抄(934頃)一〇「榎 爾雅注云榎〈古雅反 字亦作檟〉一名〈音瑫衣〉」

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デジタル大辞泉 「榎」の意味・読み・例文・類語

え‐の‐き【×榎/朴】

アサ科の落葉高木。高さ20メートルに達する。葉は非相称の卵円形初夏淡黄色雌花雄花をつけ、秋にだいだい色で小豆大の甘い実を結ぶ。材は器具・薪炭用。江戸時代には街道一里塚に植えられた。え。 花=夏 実=秋》懸巣かけす鳴いて―の花をこぼしけり/句仏

え【×榎】

エノキのこと。
「我が門の―の実もり食む百ち鳥千鳥は来れど君そ来まさぬ」〈・三八七二〉

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日本歴史地名大系 「榎」の解説


えのき

[現在地名]笹神村榎

飯塚いいづか村の北に位置する。寛政年中(一七八九―一八〇一)榎船渡えのきふなと村から人々が移住して榎と称したのが起源であると伝えられる。その後、与八が鷲津わしづ(現豊栄市)から移り、野地を開発して文化年中(一八〇四―一八)新発田藩検地を受けた。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「榎」の解説

榎 (エノキ)

学名Celtis sinensis var.japonica
植物ニレ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物

榎 (エ)

植物。エノキの古名

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