日本歴史地名大系 「富田新田」の解説 富田新田とんだしんでん 大阪府:大阪市東住吉区富田新田[現在地名]東住吉区矢田(やた)五―六丁目・桑津(くわづ)四―五丁目など、松原市天美(あまみ)〈北(きた)七丁目・東(ひがし)八―九丁目・南(みなみ)五―六丁目〉など宝永元年(一七〇四)の大和川付替えに伴い、流水のなくなった西除(にしよけ)川の旧川床に開発された新田。かつて当地一帯を富田とよんだので富田新田と名付けられた。この川床は丹北郡城連寺(じようれんじ)村(現松原市)に、新大和川の川床となった村領の代地として与えられたもので、現松原市天美南五丁目の高木(たかぎ)橋から、現平野区桑津四丁目の今川(いまがわ)橋北方で駒(こま)川と合流する辺りまで、新大和川を挟み河内丹北郡、摂津住吉郡に及ぶ。 富田新田とみたしんでん 新潟県:中頸城郡頸城村富田新田[現在地名]頸城村富田新田中柳町(なかやなぎまち)新田の西、西に寺田(てらだ)新田がある。延宝六年(一六七八)に開発のなった大潟(おおがた)新田のうち。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報