寺崎武男(読み)テラサキ タケオ

20世紀日本人名事典 「寺崎武男」の解説

寺崎 武男
テラサキ タケオ

大正・昭和期の洋画家,版画



生年
明治16(1883)年

没年
昭和42(1967)年

出生地
東京

学歴〔年〕
東京美術学校西洋画科卒

経歴
明治40年農商務省実業生として渡欧し、イタリア滞在ベネチアを拠点にフレスコ画テンペラ画エッチング水彩画、版画など幅広く制作を行い、大正5年帰国。7年山本鼎ら日本創作版画協会設立した他、テンペラ画会、洋風版画会、日本版画協会などの創設に参加。戦後、疎開先の館山市で千葉県立安房高校美術教諭を務めた。晩年は法隆寺輪堂の壁画を描いた。作品に「房州の海」「安房開拓神話」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寺崎武男」の解説

寺崎武男 てらさき-たけお

1883-1967 大正-昭和時代の版画家。
明治16年生まれ。40年農商務省実業講習生としてイタリアにわたり,エッチングをまなぶ。大正5年帰国し,7年山本鼎(かなえ)らと日本創作版画協会を設立。昭和6年日本版画協会の創立に参加する。エッチングの普及につくした。昭和42年死去。84歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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