尊慮(読み)ソンリョ

デジタル大辞泉 「尊慮」の意味・読み・例文・類語

そん‐りょ【尊慮】

他人を敬って、その考えをいう語。お考え。尊意
「願くは此ののちは、少しく―を、とどめられんことを」〈竜渓経国美談
[類語]考え貴慮賢慮御意ぎょい貴意尊意おぼし召し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尊慮」の意味・読み・例文・類語

そん‐りょ【尊慮】

  1. 〘 名詞 〙 他人を敬って、その考え・思慮をいう語。おかんがえ。尊意。貴慮。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「豈に敢て尊慮を煩すことを須ひんや」(出典:伊藤特派全権大使復命書附属書類(1885)天津談判筆記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「尊慮」の読み・字形・画数・意味

【尊慮】そんりよ

貴慮。

字通「尊」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android