賢慮(読み)ケンリョ

精選版 日本国語大辞典 「賢慮」の意味・読み・例文・類語

けん‐りょ【賢慮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 賢明な考え。
    1. [初出の実例]「懇篤其忠にあらはれ、賢慮神のごとくに速かなりけれ」(出典:十訓抄(1252)六)
  3. 相手、他人を敬って、その意見、思慮をいう語。お考え。おぼしめし。
    1. [初出の実例]「定害心歟之由、賢慮思食疑之間、為安全」(出典吾妻鏡‐治承四年(1180)九月二九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「賢慮」の読み・字形・画数・意味

【賢慮】けんりよ

御思慮。

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