小岱山製鉄遺跡群(読み)しようだいさんせいてついせきぐん

日本歴史地名大系 「小岱山製鉄遺跡群」の解説

小岱山製鉄遺跡群
しようだいさんせいてついせきぐん

小岱山(五〇一・四メートル)中腹から山麓にかけて約三〇ヵ所の製鉄遺跡が群在し、荒尾あらお市・玉名市・玉名郡南関なんかん町に広がるが、とくに西側の荒尾市に多く分布する。これらの遺跡については昭和二〇年代後半に注目され、踏査・調査が実施されているが全面調査の行われた遺跡はなく、その実態については必ずしも明らかではない。玉名市のじやたに遺跡・六反ろくたん遺跡、荒尾市の観音寺かんのじ遺跡・やまん遺跡・古城谷こじようたに遺跡・鑪納本たたらのもとA遺跡などから出土した土器によって、遺跡群の年代は平安後半から鎌倉前半に中心があるものと考えられる。製鉄遺跡の場合、製鉄炉が検出される例は少ないが、六反遺跡にみられるシャフト形炉と、古城谷遺跡にみられるボウル形炉の二系統があるようである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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