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小式部 こしきぶ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

小式部
こしきぶ

平安時代中期の女流物語作者。『堤中納言物語』のうちの『逢坂越えぬ権中納言』の作者とされる。『六条斎院物語合』 (1055) のなかに『逢坂越えぬ権中納言』の名と「きみがよの」の和歌をあげ,「こしきぶ」と記していることによる。しかし,この「小式部」の伝は未詳で,従来,下野守義忠女とみる説や,紀伊守源致時女従三位隆子とみる説があるが,それぞれ問題があって定めがたい。

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百科事典マイペディアの解説

小式部【こしきぶ】

小式部内侍

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世界大百科事典 第2版の解説

こしきぶ【小式部】

?‐1025(万寿2)
平安中期の女流歌人。陸奥守橘道貞の娘,母は和泉式部。上東門院に仕える。摂関家の藤原教通・頼宗や頭中将公成,歌人藤原範永らと恋をし,26歳ほどで4人以上の子女を残して父母に先立つ。《小倉百人一首》の〈大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立〉は,ある歌合のおりに,藤原定頼から,丹後の母からの歌がとどいたかと揶揄(やゆ)され,即座に詠んだ歌。《後拾遺集》以下の勅撰集に6首入集。【上野 理】

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

小式部 (コシキブ)

植物。クマツズラ科の落葉低木。コムラサキシキブの別称

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世界大百科事典内の小式部の言及

【和泉式部】より

…和泉式部の名は,夫が和泉守であったことによっており,父が式部丞ででもあったものかと思われる。2人の間にはまもなく小式部内侍が生まれ,式部は夫の任国和泉に下ったこともあったが,10歳ばかり年長の夫にはあきたりないものがあったらしく,冷泉天皇の皇子弾正宮為尊親王との恋愛に陥った。しかし,親王は1002年(長保4),26歳で亡くなった。…

※「小式部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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