日本歴史地名大系 「小弓城跡」の解説
小弓城跡
おゆみじようあと
千葉氏一族原氏が居城したとされる中世の城跡。通説によれば、一六世紀初頭までは原氏が居城していたが、永正一五年(一五一八)に真里谷武田氏と小田原北条氏によって原氏は追われ、入れ替って足利義明が入城した。以後義明は小弓公方と称して上総・安房の盟主的存在であったが、天文七年(一五三八)の第一次国府台合戦で敗死したため、再び小弓城には原氏が復帰した。しかし原氏は小弓城の北約一・五キロに新たに
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報