小技(読み)コワザ

デジタル大辞泉 「小技」の意味・読み・例文・類語

こ‐わざ【小技】

相撲柔道などで、小さな動作でかける技。「小技がきく」「小技できまる」⇔大技
ちょっとした技巧技術。「ギター演奏の小技

しょう‐ぎ〔セウ‐〕【小技】

ちょっとしたわざ。こわざ。

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精選版 日本国語大辞典 「小技」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぎセウ‥【小技・小伎】

  1. 〘 名詞 〙 少しばかりの技術。ちょっとした腕前
    1. [初出の実例]「詩之於道為小技、試将大道倶相論」(出典:東海一漚集(1375頃)一・贈張学士并序)
    2. 「学びて得るは平凡尋常、自得の所業は小技(シャウギ)と雖、亦奇とするに足べくなん」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐胎華陽柳少府詩〕

こ‐わざ【小技】

  1. 〘 名詞 〙 相撲、柔道などで、内掛け、小内刈り、外掛け、小外刈り、とったりなど、タイミングを巧みに利用して相手を倒す技をいう。また、その他スポーツ分野でも比喩的に用いる。⇔大技

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