小歩(読み)こあるき

精選版 日本国語大辞典 「小歩」の意味・読み・例文・類語

こ‐あるき【小歩】

〘名〙
① こまたに歩くこと。小足に歩くこと。また、少し距離を歩くこと。こありき。
走り使いをする者。小使。こありき。
歌舞伎明星茶屋(1697)「彌三兵衛所へ、毎日出入する小あるき太郎三は、銭箱をかたけ来り」

しょう‐ぶ セウ‥【小歩】

〘名〙 尺貫法土地面積名称一種大歩半歩・小歩という呼び方の一つで、一反三分の一。大歩は三分の二、半歩は二分の一。主として鎌倉時代から近世初頭頃までに使われた。
※四民格致重宝記(1753)入部并村々見分之事「其水帳には畝と言はなく、壱領・大歩・小歩・半歩・八十歩・九十歩などと在之」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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