精選版 日本国語大辞典 「大歩」の意味・読み・例文・類語 おお‐あゆみおほ‥【大歩】 〘 名詞 〙 歌舞伎劇場で、本花道と仮花道とを横につなぐ狭い板敷の通路。平土間と追い込みを分け、観客や劇場員の往来、役者の演技の場所として使用する。向う歩み。おおあゆび。[初出の実例]「両人いろいろ捨ぜりふにて大あゆみより花道へかかる」(出典:歌舞伎・月欠皿恋路宵闇(1865)五幕) だい‐ぶ【大歩】 〘 名詞 〙 尺貫法の土地の面積の名。一段の三分の二。律令制では二四〇歩。太閤検地以後は二〇〇歩をいう。〔四民格致重宝記(1753)〕[初出の実例]「天正文祿の頃までの検地には、大半小歩と云て、一反三百歩を三つに分け小割有〈略〉大歩二百歩」(出典:地方凡例録(1794)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例