デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小田長四郎」の解説 小田長四郎(初代) おだ-ちょうしろう 1782-1862 江戸時代後期の機業家。天明2年生まれ。文化元年生竜紋(きりゅうもん)地をおる。のち西陣織の職人の協力をえて銘仙,紬(つむぎ),袴地(はかまじ)などを製作。越後(えちご)(新潟県)村上藩は銘仙役所を設置して長四郎に指導させた。のちその製品は村上縞(じま)とよばれ,江戸で好評を博した。文久2年8月死去。81歳。越後出身。 小田長四郎(2代) おだ-ちょうしろう 1811-1880 幕末-明治時代の機業家。文化8年生まれ。初代小田長四郎の長男。父の跡をつぎ機織を業とする。染色法の研究をかさね,藍麹(あいこうじ)と萌黄(もえぎ)色の染めかたを発明した。明治13年8月死去。70歳。越後(えちご)(新潟県)出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by