小笠原混血民(読み)おがさわらこんけつみん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小笠原混血民」の意味・わかりやすい解説

小笠原混血民
おがさわらこんけつみん

小笠原諸島住民で,1830年以来入植した種々の人種,すなわちイギリス人,ポルトガル人,日本人,バミューダ諸島の黒人,ムラットなどの男性と,ハワイグアム,ポナペのポリネシア人ミクロネシア人の女性の間で複合混血した結果生れた混血民。その数は多くはないが,R.B.ゴルトシュミットがその混血の実態について精細な研究を報告している (1927) 。第2次世界大戦の前後にも同様な調査が F.ワーゲンザイルによってなされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android