小糸焼(読み)こいとやき

精選版 日本国語大辞典 「小糸焼」の意味・読み・例文・類語

こいと‐やき【小糸焼】

  1. 〘 名詞 〙 陶器一つ江戸時代、文政年間(一八一八‐三〇)、飛騨国大野郡西之一色村(岐阜県高山市の南西部)の小糸坂で焼いたもの。小瀬戸。古瀬戸

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「小糸焼」の解説

小糸焼

岐阜県高山市で生産される伝統的な焼き物。寛永年間、当時の高山藩主、金森重頼殖産興業目的に、小糸坂(現在の高山市西部)に京から陶工を招いて窯を開いたのが起源。幾度もの衰退を経て、戦後復興。独特のコバルトブルー釉薬(青伊羅保(あおいらぼ))で知られる。岐阜県郷土工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

事典 日本の地域ブランド・名産品 「小糸焼」の解説

小糸焼[陶磁]
こいとやき

東海地方、岐阜県の地域ブランド
高山市で製作されている。赤土粘り気のある飛騨粘土を使用。絵付けも手作業で、渋い色合い特徴。青伊羅保という釉薬を使って焼きあげたコバルトブルーの色合いは、小糸焼独特のものである。岐阜県郷土工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android