就学支援金(読み)シュウガクシエンキン

デジタル大辞泉 「就学支援金」の意味・読み・例文・類語

しゅうがくしえん‐きん〔シウガクシヱン‐〕【就学支援金】

高等学校授業料全部または一部に相当する額を国が負担する制度。支援金は学校に直接支払われる。高等学校等就学支援金制度。→高校無償化
[補説]平成22年度(2010)から、公立高校の授業料無償化と同時に、国公・私立高校の授業料の一部を減額する制度として導入。平成26年(2014)の制度改正により、国公私立を問わず、所得が一定以下の世帯対象に支援金を支給する制度に一本化された。

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共同通信ニュース用語解説 「就学支援金」の解説

就学支援金

高校教育に関わる経済的負担を軽減する目的で、国が授業料に充てるための支援金を支給する制度。世帯年収が910万円未満であれば年11万8800円が支給され、公立では実質無償化となる。私立は世帯年収が590万円未満は支援金が加算され、年39万6千円を上限に支給される。日本維新の会は私立の加算について、大阪府モデルとした63万円までの増額主張。石破茂首相は全国平均の授業料約45万7千円をベース実態を調査し、検討する考えを示した。

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