授業料(読み)ジュギョウリョウ

世界大百科事典 第2版の解説

じゅぎょうりょう【授業料】

教育を受ける対価として教育機関に支払うべき使用料江戸時代幕府の直轄学校および各藩の藩校の教育は,国家あるいは藩のためのものと考えられ,教育を受ける個人から授業料を徴収することはなかった。福沢諭吉はこれを沿襲の弊とし,〈身を立るの財本〉すなわち〈国民の私の教育〉の性格を強調して,授業料の支払を積極的に意義づけた。そこには,授業料の支払によってだれもが教育の機会を得られるようになるとの把握があり,身分的特権的な教育制度を打破し,近代的な教育制度をうちたてようとの主張が表明されていた。

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大辞林 第三版の解説

じゅぎょうりょう【授業料】

授業を受けるために納入する金。

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世界大百科事典内の授業料の言及

【教育費】より

…公教育における教育費負担の原理としては,教育のもたらす利益を公的なもの(社会全体の政治的経済的文化的発展への寄与)と私的なもの(個人の生涯所得の増加)とに二分し,私的利益に対応する部分は受益者である学生生徒およびその家庭の負担とすべきであるという考え方(受益者負担主義)と,教育を受ける権利の保障および教育の機会均等の実現のために学校教育費と社会教育費のすべてを公費負担とすべきであるという考え方(無償教育=公費負担主義)がある。日本国憲法26条は〈義務教育は,これを無償とする〉と規定しているが,無償の範囲が義務教育の授業料不徴収にとどまるか否か,高等教育の教育費負担のあり方に対してはいかなる意義を有するのかについて広く見解が分かれている。 教育費の存在はきわめて古くから見いだされ,たとえば前4世紀のギリシア社会において弁論術を教えるソフィストたちの授業料が高いことが問題になっている。…

※「授業料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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