屈指(読み)クッシ

デジタル大辞泉 「屈指」の意味・読み・例文・類語

くっ‐し【屈指】

《指を折って数える意から》多くの中で、特に数え上げるに値するほどすぐれていること。指折り。「国内屈指の強豪チーム」
[類語]傑出秀逸出色抜群心憎い

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精選版 日本国語大辞典 「屈指」の意味・読み・例文・類語

くっ‐し【屈指】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 指を曲げること。指を折って数えること。また、すぐれたものを数え上げること。
    1. [初出の実例]「夫れ殺虫の品、今古を通すれば其数実に屈指に堪へず」(出典:七新薬(1862)五)
    2. 「吾れ日に屈指(クッシ)して子の帰国を待つこと已に久し」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二〇)
    3. [その他の文献]〔魏志‐張郃伝〕
  3. ( 形動 ) 多数の中で、特に指を折って数えあげる価値があるほどすぐれていること。また、そのさま。指折り。
    1. [初出の実例]「此館は府中屈指の大建築にて」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔李羣玉‐送魏珪覲省詩〕

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普及版 字通 「屈指」の読み・字形・画数・意味

【屈指】くつし

指折り数える。後蜀・孟昶〔玉楼春、夜起きて暑を摩河池上に避くる作〕詞 屈指西風、時にか來(きた)る 只だ年、中に換るを

字通「屈」の項目を見る

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