抜群(読み)ばつぐん

精選版 日本国語大辞典「抜群」の解説

ばつ‐ぐん【抜群】

(古くは「ばっくん」)
[1] 〘名〙 (形動)
① 多くのものの中で特にすぐれていること。とびぬけてすぐれていること。また、そのさま。
※本朝麗藻(1010か)下・和高礼部再夢唐故白太保之作〈具平親王〉「古今詞客得名多、白氏詠歌
※太平記(14C後)一七「たとひ先々抜群(ハックン)の忠ありと云とも」 〔梁書‐劉顕伝〕
② はなはだしいこと。また、そのさま。
※スピリツアル修行(1607)御パッションの観念「ヲンカナシミノ ゴクツウワ ナヲ baccunni(バックンニ) マサリテ」
③ 非常によいさまをいう俗語。
※誰かが触った(1972)〈宮原昭夫〉四「『亀井先生にお土産に持って行きなさい。いいでしょ?』『いい、いい、バツグン!』鳴夫も浮れだす」
[2] 〘副〙 はなはだしく。大変。非常に。とても。
※虎明本狂言・の目(室町末‐近世初)「めのかずもばつくんちがふ」

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デジタル大辞泉「抜群」の解説

ばつ‐ぐん【抜群】

《古くは「ばっくん」》
[名・形動]
多くの中で、特にすぐれていること。ぬきんでていること。また、そのさま。「抜群な(の)成績をおさめる」
程度が大きいこと。また、そのさま。
「先の関をば、はや―に程隔たりて候ふほどに」〈安宅
[副]程度がはなはだしいさま。
「目の数も―違ふ」〈虎明狂・賽の目〉
[類語]卓抜傑出秀逸出色屈指心憎い卓出卓越卓絶逸出素晴らしい素敵すてき見事みごと立派最高絶妙結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル・目の覚めるよう・目に染みる冴える水際立つ群を抜く抜きん出る飛び抜けるずば抜ける頭抜ける並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡一日いちじつの長素人離れ玄人跣くろうとはだし超人的

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普及版 字通「抜群」の解説

【抜群】ばつぐん

傑出する。〔晋書、夏侯湛伝〕(抵疑)んでは群を拔き(すい)を出づることはず、却(しりぞ)きては當世に抗排(かうはい)すること能はず。

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