山勢ふく(読み)ヤマセ フク

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「山勢ふく」の解説

山勢 ふく
ヤマセ フク


職業
箏曲家(山田流)

肩書
山勢派家元(4代目)

旧名・旧姓
井口

生年月日
明治10年 4月1日

出生地
東京

経歴
旧紀伊藩士清水の養女養父没後、明治18年に山田流箏曲山勢派3代目家元・山勢松韻(初代)の養女となった。41年松韻死去とともに家督相続。同派4代目家元として重きをなしたが、実質的には音楽学校講師・今井慶松と盲唖学校講師・萩岡松韻が同派の代表格であった。

没年月日
大正10年 5月22日 (1921年)

家族
養父=山勢 松韻(初代)(山勢派3代目家元),養女=山勢 松韻(2代目)(山勢派5代目家元)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「山勢ふく」の解説

山勢 ふく
ヤマセ フク

明治・大正期の箏曲家(山田流) 山勢派家元(4代目)。



生年
明治10(1877)年4月1日

没年
大正10(1921)年5月22日

出生地
東京

旧姓(旧名)
井口

経歴
旧紀伊藩士清水氏の養女。養父の没後、明治18年に山田流箏曲山勢派3代目家元・山勢松韻(初代)の養女となった。41年松韻の死去とともに家督を相続。同派4代目家元として重きをなしたが、実質的には音楽学校講師・今井慶松と盲啞学校講師・萩岡松韻が同派の代表格であった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山勢ふく」の解説

山勢ふく やませ-ふく

1877-1921 明治-大正時代の箏曲(そうきょく)家。
明治10年4月1日生まれ。初代山勢松韻の養女となり,明治41年山田流山勢家4代家元をつぐ。大正10年5月22日死去。45歳。東京出身。旧姓は井口。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android