山城屋和助事件(読み)やましろやわすけじけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山城屋和助事件」の意味・わかりやすい解説

山城屋和助事件
やましろやわすけじけん

明治5 (1872) 年に起った創設まもない軍部の汚職事件。浄土宗の僧野村三千三は還俗して,長州藩奇兵隊に属し,また戊辰戦争 (68~69) などにも参加した。これが縁で維新後,山城屋和助と名のって,兵部省の御用商人となり,山県有朋から便宜を与えられ,兵部省の公金 65万円を借出して,生糸相場に手を出したが失敗,公金を消費してしまった。当時,司法卿であった江藤新平はこの事件を追及して山県ら長州閥の締出しをはかったが,この年 11月山城屋が陸軍省内で割腹自殺,一身に責任を負ったため事件は曖昧なまま終った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「山城屋和助事件」の意味・わかりやすい解説

山城屋和助事件【やましろやわすけじけん】

山城屋事件

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む