山室千代子(読み)やまむろ ちよこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山室千代子」の解説

山室千代子 やまむろ-ちよこ

1875-1951 明治-昭和時代の胡弓(こきゅう)奏者,箏曲(そうきょく)家。
明治8年12月25日生まれ。養父山室保嘉(やすよし)に師事し,明治40年胡弓藤植(ふじえ)流家元をつぐ。尺八の2代荒木古童,箏の今井慶松らと移風会をおこし,共演した。山田流箏曲研究会,千代見会を主宰門下に山田広代,市川雛代ら。昭和26年6月21日死去。75歳。東京出身。旧姓小島,結婚して三輪

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の山室千代子の言及

【藤植検校】より

…植一は第71代江戸惣録をつとめた。藤植流は,7代藤植を称した植(上)崎秋峰から,山室保嘉(1839‐1907),山室千代子(1875‐1951)と伝承され,千代子の門下が千代見会を結成してその保存につとめている。【平野 健次】。…

※「山室千代子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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