朝日日本歴史人物事典 「山岡熊治」の解説
山岡熊治
生年:明治1.10.25(1868.12.8)
明治期の陸軍軍人。高知県出身。陸軍中将山岡重厚は実弟。明治23(1890)年陸軍士官学校卒。同32年陸軍大学校卒。日露戦争(1904~05)では第3軍参謀。軍使として旅順水師営のロシア軍営に赴き非戦闘員の避難を勧告,勇名をはせた。奉天会戦で両眼を失明し,帰国後中佐となる。のち盲人協会会長を務めた。
(小池聖一)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報