山杜鵑(読み)ヤマホトトギス

デジタル大辞泉 「山杜鵑」の意味・読み・例文・類語

やま‐ほととぎす【山杜鵑】

山にいるホトトギス。また、ホトトギス別名 夏》
(「山杜鵑草」とも書く)ユリ科多年草山地樹下に生え、高さ30~50センチ。全体に粗い毛がある。葉は楕円形。9月ごろ、紫色斑点のある白い花を上向きにつけ、花びらは反り返る。

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精選版 日本国語大辞典 「山杜鵑」の意味・読み・例文・類語

やま‐ほととぎす【山杜鵑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥「ほととぎす(杜鵑)」の異名。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「めづらしき君が来まさば鳴けといひし夜麻保登等芸須(ヤマホトトギス)何か来鳴かぬ」(出典:万葉集(8C後)一八・四〇五〇)
  3. ユリ科の多年草。本州、四国、九州の山地の林内に生える。高さ四〇~七〇センチメートル。茎・葉ともに短毛を散生する。葉は長卵形で基部は茎を抱く。夏から秋にかけ、茎頂にホトトギスに似た花が数個集まって咲く。花被片は六枚、白地に紫色の斑点がある。〔花壇地錦抄(1695)〕

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