山田清人(読み)ヤマダ キヨト

20世紀日本人名事典 「山田清人」の解説

山田 清人
ヤマダ キヨト

昭和期の教育研究



生年
明治39(1906)年6月15日

没年
昭和54(1979)年8月2日

出生地
広島県

学歴〔年〕
東京市教員養成所卒

経歴
戦前から戦後にわたり民間教育運動の指導者として活躍した。戦前は東京市深川区の小学校教師として貧困児童の教育に取り組む傍ら、昭和12年に結成された教育科学研究会参加。戦後は21年に改編された教育研究所(24年国立教育研究所と改称)の所員として全村学校、特に勤労青年教育の研究を行い、公立教育研究所の組織化にも努めた。また27年の教育科学研究会の再建日教組の教育研究集会の発足(28年)、国民教育研究所の設立(32年)などにも協力。46年以降は「公害と教育」研究会の組織化に尽くし、会長をつとめた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山田清人」の解説

山田清人 やまだ-きよと

1906-1979 昭和時代の教育研究家。
明治39年6月15日生まれ。戦前は教育科学研究会に参加。戦後は教育研修所(のち国立教育研究所)所員となり,全村学校,とくに勤労青年教育の研究の発展につくした。昭和54年8月2日死去。73歳。広島県出身。東京市教員講習所卒。著作に「青年学級」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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