山登松齢(読み)やまとしょうれい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山登松齢」の意味・わかりやすい解説

山登松齢
やまとしょうれい

[生]弘化1(1844).12.18. 江戸
[没]1889.11.17. 東京
山田流箏曲家。山登派代数としては3世。都名 (いちな) 松齢一。本姓宮崎。前名伊豆本勾当千代田検校に師事し,1879年3世家元を襲名作品に『田植の華』『臼の声』などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山登松齢」の解説

山登松齢 やまと-しょうれい

1845*-1889 幕末-明治時代の箏曲(そうきょく)家。
弘化(こうか)元年12月18日生まれ。千代田検校(けんぎょう)にまなび,23歳で勾当(こうとう)となり,伊豆本を名のる。明治12年山田流山登家家元3代をつぐ。明治22年11月17日死去。46歳。江戸出身。姓は宮崎。作品に「臼(うす)の声」「(新玉(あらたま)の)四季の遊」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の山登松齢の言及

【山登派】より

…23歳で勾当(こうとう)となり,伊豆本姓を称す。1879年3世山登を襲名,山登松齢と名のる。山勢派の山登万和(1853‐1903∥嘉永6‐明治36)も,山登または大和を称したので,それぞれの住所により,松齢を合羽坂の山登,万和を天神町の山登といって区別された。…

※「山登松齢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android