山鳥薇(読み)ヤマドリゼンマイ

デジタル大辞泉 「山鳥薇」の意味・読み・例文・類語

やまどり‐ぜんまい【山鳥×薇】

ゼンマイ科多年生シダ山地湿原群生栄養葉は長さ約60センチで、羽状に分かれ、胞子葉は小形で、2回羽状に分かれる。若芽食用

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「山鳥薇」の意味・読み・例文・類語

やまどり‐ぜんまい【山鳥薇】

  1. 〘 名詞 〙 シダ類ゼンマイ科の落葉多年草。各地の山地の湿原に生えるが、本州中部以北に特に多い。裸葉と胞子葉の区別があり、ともに褐色綿毛をかぶる。裸葉は羽状複葉で長さ六〇~九〇センチメートル、裂片は長楕円形で縁に切れ込みがない。胞子葉は二回羽状複葉で裸葉より小さい。胞子嚢群球形小羽片両側につく。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山鳥薇」の解説

山鳥薇 (ヤマドリゼンマイ)

学名Osmunda cinnamomea var.fokiensis
植物。ゼンマイ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の山鳥薇の言及

【湿原】より

…微地形により地下水位が異なることが一因となってこの植物の分布が決められていることが知られている。ミズゴケ類でもり上がった小凸地hummock(ブルト)には,レンゲツツジ,ヒメシャクナゲ,ノリウツギなどの低木や,ヤマドリゼンマイ,ヌマガヤなどが生育する。小凹地hollow(シュレンケ)や湛水(たんすい)シュレンケpoolには,ミカヅキグサ,ヤチスギラン,ホロムイソウなどや,ハリミズゴケ,ウツクシミズゴケなどの半水生のミズゴケが生育する。…

※「山鳥薇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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