20世紀日本人名事典 「岡倉古志郎」の解説
岡倉 古志郎
オカクラ コシロウ
昭和・平成期の国際政治学者 アジアアフリカ研究所名誉所長;元・日本学術会議副会長。
- 生年
- 明治45(1912)年5月6日
- 没年
- 平成13(2001)年4月2日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学経済学部商業学科〔昭和11年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 野呂栄太郎賞(第15回)〔平成2年〕「非同盟研究序説」
- 経歴
- 明治期の思想家で日本美術院を創設した岡倉天心の孫。企画院を経て東亜研究所に入る。昭和13年の企画院事件に連座し2年間拘留。戦後、世界経済研究所常務理事、同志社大学、大阪外国語大学、中央大学、大東文化大学各教授を歴任し、60年定年退職。44〜60年日本学術会議副会長を務めた。この間、36年アジア・アフリカ研究所を創設、初代所長に就任。のち名誉所長。著書に「死の商人」「財閥」「民族解放運動」「汚職の政治経済学」「非同盟研究序説」「岡倉古志郎国際政治論集」(全5巻)など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報