岡部桂一郎(読み)おかべ けいいちろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡部桂一郎」の解説

岡部桂一郎 おかべ-けいいちろう

1915-2012 昭和-平成時代の歌人
大正4年4月3日生まれ。昭和12年山下陸奥(むつ)の「一路」にはいる。戦後,山崎方代(ほうだい)らと「工人」を創刊。平成6年「冬」で短歌研究賞。20年「竹叢」で読売文学賞。日常的な事象をよんで,日常性をこえた心象世界を現出させた。平成24年11月28日死去。97歳。兵庫県出身。熊本薬専卒。歌集に「緑の墓」「木星」「戸塚閑吟集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android