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岩国半紙 イワクニバンシ

デジタル大辞泉の解説

いわくに‐ばんし〔いはくに‐〕【岩国半紙】

岩国市付近で生産される半紙。天正年間(1573~1592)から作られており、コウゾ原料とする。岩国紙(がみ)。

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大辞林 第三版の解説

いわくにばんし【岩国半紙】

岩国地方に産する、コウゾを原料とした上質の半紙。天正年間(1573~1592)につくり始められた。岩国紙いわくにがみ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岩国半紙
いわくにはんし

周防(すおう)国(山口県)岩国を中心に生産された半紙。天正(てんしょう)年間(1573~92)に、玖珂(くが)郡小瀬(おぜ)村(岩国市小瀬)の太郎右衛門がコウゾ(楮)の半紙を漉(す)き、大坂へ輸送して利益をあげたのが契機となって近隣がこれを見習い、同地方の一大産業となった。領主の吉川(きっかわ)家も奨励して、寛永(かんえい)年間(1624~44)以後藩の専売品に指定された。大坂市場でも声価が高く、近松門左衛門の『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』(1720)にも「岩国の紙の仕切金」などと出てくる。1935年(昭和10)ごろまで漉かれていたが、現在は絶えた。[町田誠之]

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