島田川(読み)しまたがわ

日本歴史地名大系 「島田川」の解説

島田川
しまたがわ

光市の東北、柳井市の伊陸いかち盆地に発し、玖珂くが盆地で支流ひがし川・四割しわり川を合流しつつ西流、熊毛くまげ郡境の中山なかやま峠でさえぎられ、方向を南に転じ三丘みつお盆地を南流、光市浅江あさえから周防灘に注ぐ。全長三四・五キロ、流域は四二〇・六平方キロである。

川名は、下流の島田村によって名付けられたというが、「注進案」には「熊毛宰判大川ニ惣名を熊毛川とも唱」とあり、熊毛川ともよばれていた。川口はデルタ地帯で平野部をつくり、光市の中枢地域を形成する。島田川によって運搬された大量の土砂はさらに沿岸海流と風によって移動堆積し、景勝地にじはま松原や、室積むろづみ陸繋島をつくっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む