デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島雪斎」の解説 島雪斎 しま-せっさい 1820-1879 江戸後期-明治時代の木彫師。文政3年生まれ。越前(えちぜん)(福井県)の人。志摩乗時(のりとき)系統の木彫をまなび,松平慶永(よしなが)にまねかれ福井藩の彫工となる。慶永の命で将軍の手箪笥(てだんす),宮中の紫檀(したん)書棚を彫製し,法橋(ほっきょう)にのぼる。維新後は東京にすみ,ウィーン万国博覧会に野馬の置物を出品し1等。明治12年12月死去。60歳。名は只直。字(あざな)は士節。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例