嵯峨家住宅(読み)さがけじゆうたく

日本歴史地名大系 「嵯峨家住宅」の解説

嵯峨家住宅
さがけじゆうたく

[現在地名]秋田市太平目長崎字上目長崎

太平山地の南麓にある。国指定重要文化財。住宅裏の山城舞鶴館まいづるだて跡は天正年間(一五七三―九二)の太平城主居館跡と伝えられ、嵯峨氏はその家臣であったという。近世後期には豪農として栄えた。文化九年(一八一二)菅江真澄は太平山参詣に当家を宿とした(月のおろちね)

住宅は馬屋中門を入母屋座敷前の中門を寄棟にした両中門造であるが、座敷前の中門は中古の増改築になり、内部の「おい」にも改造がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「嵯峨家住宅」の解説

嵯峨家住宅

秋田県秋田市にある住宅。19世紀前半に建てられたとされる。主屋、北米蔵は国の重要文化財に指定されている。

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