川匂神社(読み)かわわじんじや

日本歴史地名大系 「川匂神社」の解説

川匂神社
かわわじんじや

[現在地名]二宮町山西

山西やまにしの北西部、川匂との境付近の丘陵上に鎮座する。北から東にかけて丘陵、南は平地で本殿北側に古い杉木立がある。祭神は大物忌命・大名貴命・級津彦命・級津姫命・衣通姫命。「風土記稿」には衣通姫命・大物忌命・級津彦命の三座を祀るとある。寛永一九年(一六四二)九月の縁起(県史八)によれば垂仁天皇の時代、磯長しなが国造阿屋葉連により同国鎮護のため建てられたという。旧郷社。

「延喜式」神名帳にみえる余綾よろき郡の「川勾カハワノ神社」に比定される。「吾妻鏡」建久三年(一一九二)八月九日条に、源頼朝が北条政子の実朝出産の際、安産祈願のために神馬を奉納した神社のなかに「二宮河勾大明神」とあり、中・近世を通じて二宮・二宮明神とも称された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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