20世紀日本人名事典 「川村暘谷」の解説 川村 暘谷カワムラ ヨウコク 大正・昭和期の日本画家 生年明治15(1882)年8月21日 没年昭和30(1955)年12月21日 出生地東京 本名川村 力 旧姓(旧名)村上 経歴村上家に生まれ、母方の村上家を嗣ぐ。はじめ書家・漢詩人の日下部鳴鶴に師事して漢詩人を目指すが、のち日本画家に転向、西島青浦に花鳥画、木村香雨に文人画を学んだ。両師の死後は独学で画業に邁進し、昭和9年三幅対の「仙雲寿山・寿老人・高士観〓」を製作。濃墨による躍動感と迫力ある水墨画に定評があったが、生前は発表の場をほとんど持たず、没後の47年に東京銀座で遺作展が開催された。作品は他に「武陵桃源図」「松上双鶴図」などがある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川村暘谷」の解説 川村暘谷 かわむら-ようこく 1882-1955 大正-昭和時代の日本画家。明治15年8月21日生まれ。西島青浦に花鳥画を,木村香雨に文人画をまなぶ。昭和9年「仙雲寿山・寿老人・高士観槑」を制作。生前はほとんど展覧会などに出品しなかった。昭和30年12月21日死去。73歳。東京出身。旧姓は村上。本名は力。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by